「50年後のEMCを創造する」

電磁波障害が社会問題化し、対策・試験の需要が高まってきたEMCの黎明期からほぼ50年が経ちました。電気・電子機器及びそれに伴う社会インフラはこの間、目まぐるしい進化を遂げ今日に至ります。同時にEMCに関する規格、対策技術、シミュレーション等も整備・向上し、業界としてのEMCに対する意識はますます高まっています。

これから5年、10年というスパンでも技術の進化は止まることはありませんが、今から50年後という誰も想像しえないEMCの世界を思い描く企画を考えてみました。

EMC業界の様々な立場の方々からいただいた意見をまとめ、「50年後の創造」を楽しんでいただければと思います。ご意見を頂いた方にはお礼申し上げます。

また諸事情で対応できなかった方や、お声がけできなかった方には配慮が至らないことにお詫び申し上げます。

頂いたご意見には、正解も間違えもありません。また評価・意見をする対象でないことをご理解いただければ幸いです。

「50年後のEMCを創造する」プロジェクト代表幹事
ノイズ研究所 石田 武志

ご回答者プロフィール

みなさまより頂いたご意見(ランダム)

C社:S.Hayashi

半導体の微細化のようなモノがどうにか進み、動作電圧は今よりも低くなる。結果、電磁環境両立性の課題は、ほぼイミュニティに集約される。エミッションは、機器内のノイズ干渉のような局地的な課題になるのでは。現在の規格対応がAIを […]

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魅惑のEMC界の永遠の入門者

50年後には、現在のEMC分野の課題は解決されてEMC対策もAIで自動化されているものの、新たに創出される技術には常に新たなEMC課題が生じると考えます。そのときには、量子レベルから銀河系レベルまで様々なスケールにおいて […]

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一業界人

各分野においてAIなどの進化が相当進んでいると思うと共に、人類が生存している以上、人の手が介在する機会もそれなりにあるのでは…? とは言え、人口知能やデータ処理方法も大きく進歩していると思うので試験効率は大きく変化してい […]

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名古屋工業大学 王 建青

EMC設計・対策は、AIの活用によりMHz〜GHz帯では自動化が大きく進むと予測される。一方で、THz帯や光波帯への超高周波・広帯域化、ノイズ源の多様化や微小ノイズによる誤動作のリスク、さらに人体と電子機器の一体化など、 […]

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詠み人知らず

テラヘルツ帯が標準となる50年後、AIエージェントが設計時にノイズ源を即分析し、 自律ロボットが最適シールドと回路補正を自動実装。EMCはインフラのように背景化し、 誰もが高周波を意識せず安全・高速通信を享受できる世界へ […]

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ローム株式会社  星田 輝彦

50年後のEMC技術は、設計段階からノイズを事前に予測し最適な対策部品の選定や配置を設計に落とし込む技術が標準化されており、複雑化する電子機器間の干渉を最適化する高度なシステムへと進化しているだろう。EMCの重要性はます […]

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NoiseKen 50th Anniversary
50年後のEMCを創造する

「50年後のEMCを創造する」ご意見募集中です。

ノイズ研究所創立50周年の企画として、次のテーマで意見を募集します。
「50年後のEMCはどうなっている。」または
「50年後のEMCはどうなって欲しいか?。」

50年後は、想像もできない部分がありますが、近未来を想定した内容で問題ありません。
EMC業界のOB、ベテラン、若手を含め、できるだけ沢山の方の意見聴取を目指しています。
簡単に読める100~200文字程度の短文での意見を基本としますが、長文も歓迎します。
署名については、ご所属と氏名の記載を歓迎しますが、イニシャル、ペンネームでも構いません。

頂いたご意見は、弊社HPで公開させていただきます。
多くの様々な立場の皆さまの多様な創造を楽しむ目的であり、結果、評価を問うものではありません