野村

野村

EMC規格に新たな要件も増えると想像しています。電子機器上で動作するソフトウェアはバグ対策、情報漏洩、セキュリティ課題などすでに世界的に問題となっていますが、これが現在のEMCの領域にも波及してくるイメージです。電子機器の動作は、電気回路網だけの制御に加えソフトウェアによる制御として大規模化が進んでいますので、AI技術の発展もソフトウェアに依存していることから、なおさらそんなな気がしています。 スペクトラム拡散方式と呼ばれる通信は、微弱信号を広帯域に広げ通信に用います。つまり、EMC規格以下の微弱信号であってもそれが通信信号として復調できるのであれば意図せず情報漏洩になるかもしれません。そういう視点でのEMC規格が出てきてもおかしくないと妄想します。でも静電気を通信に応用できることまで想像できません。 EDAツールの発展により、ハードウエアとしての設計品質やノイズ問題は減る方向と考えていますが、しかし結局はツールを使う人に依存するはずです。ツールを操作する知識だけではEMC問題は解決できません、やはり現場のEMC対策経験や物理・工学的な知識があって初めてしっかり対応できるものですので、50年後も人が設計する限り本質的な問題は変わらないのではないかと思っています。