パナソニック 飛永真人

EMC業界に携わって20年。これまで、回路レベルのSIシミュレーションから、機構CAD・電気CADと連携した電磁界シミュレーションへと発展していく過程を見届けてきた。
近年は、AIによるモデル化支援や計算効率化技術、さらには人型ロボットを活用した静電気試験の自動化など、設計・評価の両面で革新的な進化が進んでいる。

同時に、量子コンピュータをはじめとするノイズ対策が不可欠な新領域の拡大や、無線技術を中心とした新規規格の登場により、「EMC性能そのものが製品競争力の核となる」時代が加速している。

これからのEMC分野は、単なるコンプライアンス対応を超え、事業戦略やブランド価値と直結する重要な技術領域へと位置づけられていくだろう。
50年後の未来においても、EMC技術の進化は止まらないと確信している。