株式会社モーデック 櫻庭 養一

電圧、電流を利用した有線通信の分野において、2025年は、東日本のADSLサービスが終了した象徴的な年になりました。屋外の有線通信では光ファイバ通信が完全に主流となりました。50年後は、PCB, PKG, On Waferの通信技術においてもこの流れにそって進む可能性が高いと推定しています。有線通信においては光ファイバ通信経路におけるノイズ規格が主流になっているかもしれません。 無線通信においては、宇宙開発、ドローン等のロボットの増加が進んで現在以上に大気中の電磁波が増大している可能性があると推定しています。通信速度、伝搬効率、ノイズ耐性の高い通信技術が発明される可能性はありますが、無線通信分野におけるノイズ試験の需要は増えることはあっても減ることはないように感じています。 エネルギーの供給、蓄積の分野においては、電圧、電流を利用せざるを得ない状況が続いており、新技術が発見されたとしてもインフラの莫大な更新費用を鑑みると50年後も電圧、電流が利用されている可能性があると推定しています。電源ノイズに関しては規格等の追加、変更はあったとしても無くなりはしないと考えています。 50年では難しいかもしれませんが、何らかの方法で地上から大気圏外に物体を移動させるコストが十分に小さいコストで実現するか、宇宙空間での材料の製造ができた場合、人類が宇宙に生存圏を求める可能性が出てきます。宇宙空間特有のノイズの新しい規格が生まれ、電波暗室を低重力、真空環境につくる時代がくるかもしれません。