丸山 敏彦

50年後のEMCは、AIと量子技術が著しく進化し、技術領域はシンギュラリティに到達しているでしょう。エネルギーは核融合によって安定かつ潤沢に供給され、ロボットは人間と対等に共存する世界が実現していると考えられます。そのため、新入社員としてAI搭載ロボットAさんが入社することもあたりまえの社会となり人手不足の問題も解消されているはずです。EMC業界での開発設計業務は、全て高精度なバーチャルシミュレーション(デジタルツインなど)で完結するようになり、また新たな通信・制御方式の普及により、EMIやEMSの根本的な課題は解消されているでしょう。これにより、開発設計業務においてはEMC設計という概念自体が消滅している可能性があります。 一方で、EMC試験所業務ではAI搭載ロボットも人間と同じように感情を持つので、人間的などうしょうもないミスの発生は避けられず、そのため現在と同様に試験業務自体は残っているのではないかと考えられます。