日本オートマテイック・コントロール(株)瀬戸 信二

時代の趨勢として、EMCに関連する設計業務にもAIの導入が活発化することは間違いなく、それが電気・電子機器におけるEMC設計ミスの減少に寄与することは間違いはない。
ただし過大な期待をすることで、設計者が自ら勉強することを怠ることにつながることを危惧する。EMCトラブルの多くは、それが解決した結果からみると、ほとんどの場合は当たり前の対策をしたに過ぎないことに思い当たる。
AIに対して与える情報が「緻密/詳細/的確」であることが前提であってこそ、正しい解決策が得られることを認識しなければならない。
私の過去の多数の機器の設計経験からみても、EMC設計ミスをしないように、「AIくん」がちゃんと要求に応えてくれるような設問ができるかどうか、それは技術的経験があってこそである。