オリンパスメディカルシステムズ株式会社 木下 正亨

オリンパスメディカルシステムズ株式会社 木下 正亨

  • EMC試験に関わる国際規格(IEC規格やCISPR規格など)は、初版の形態を維持しつつ、その時々の技術動向や電磁環境の変化を取り込みながら発展してきました。その過程には、測定機器の精度向上に伴う印加波形の見直しも含まれており、標準化の観点から非常に重要な取り組みといえます。今後もこの点は大きく変わらないのではないかと思います。
  • 製造業者の立場からは、シミュレーション技術の活用・応用により、個社製品に対するEMC試験の機序解明が進み、設計検証における試行回数が大幅に減少していくことが期待されます。
  • 医療機器のEMC規格については、イミュニティ試験の重要性がより高まっていくと考えます。院内における患者様のQOL(Quality of Life)を考慮しますと、今後も病棟に様々な民生機器(新技術を搭載した機器)が持ち込まれる機会が増えることが予想され、それを踏まえた試験法の採用が進んでいくのではないかと考えます。
  • 実際の使用環境(電磁環境)と標準化されたEMC試験法がより近づくことで、製造業者にとっても一層有益になっていくと考えています。EMC試験にPassした製品が、より安全、安心に使われていくことに繋がるからです。